栃木県・那須湯本温泉にある「鹿の湯」は、1300年の歴史を持つ湯治場です。

「鹿の湯」の由来と歴史
「鹿の湯」という名前の由来は、昔、狩野三郎行広という武士が山狩りをしていた際に、傷ついた鹿が温泉に浸かって癒されている姿を見つけたことから名付けられたそうです。
現在も、昭和初期から受け継がれる趣のある木造建築が、昔ながらの温泉の雰囲気を感じさせてくれます。
鹿の湯の泉質と効能
「鹿の湯」は、単純酸性・硫黄温泉(硫化水素型)の泉質です。
期待できる効能としては、
- 慢性皮膚病
- きりきず
- 糖尿病
さらに、硫化水素型の硫黄泉なので、 - 高血圧
- 動脈硬化
にも効果があると言われています。
全国的にも珍しい「かぶり湯」
「鹿の湯」ならではの入浴法として、かぶり湯という習慣があります。
引用元 http://www.shikanoyu.jp/hotspa/ (温泉|那須温泉 鹿の湯|千三百年続く静寂と癒しの湯)
かぶり湯とは?
温泉の効果を高める伝統的な入浴法で、
- のぼせや吐き気の防止
- 頭痛・肩こり・首のこりの緩和
に効果があるとされています。
かぶり湯の作法
- 頭にタオルをのせる。
- 大人は200回、子供は100回、ひしゃくでお湯をすくい、ゆっくり頭からかける。
- ひざを湯のふちに近づけ、頭を下げて、お湯が飛び散らないように静かにかぶる。(これがマナーです!)
6種類の浴槽と超高温湯
かぶり湯を終えたら、6種類の異なる温度の浴槽の中から、自分に合う温度を選んで入ります。
中でも、男性用浴槽には最高48℃の超高温湯があり、地元の方に入り方を教えてもらいながらチャレンジしてみました!
……が、お湯を波立てず、じっくり浸かるのが大事とはいえ、48℃は熱すぎて私はギブアップ。熱湯好きな方はぜひ挑戦してみてくださいね。
ただし、
- 1回の入浴時間は10〜15分程度にとどめるのがベスト。
- 入浴後は体を冷やさず、タオルなどを巻いて温かさをキープすることが大切です。
引用元 http://www.shikanoyu.jp/hotspa/ (施設案内|那須温泉 鹿の湯|千三百年続く静寂と癒しの湯)
1300年の歴史を持つ湯治場「鹿の湯」
1300年もの間、人々に愛され続ける「鹿の湯」。
趣のある木造建築や、全国でも珍しいかぶり湯の文化など、ここならではの魅力がたくさん。
那須を訪れた際には、ぜひ立ち寄って、昔ながらの温泉のぬくもりを味わってみてください♪
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